Alveron Pharma BV(本社:オランダ・ナイメーヘン)は、ファースト・イン・クラスの抗凝固剤による出血の治療薬であるOKL-1111の開発を継続するために、390万ユーロの資金を調達した。今回の資金調達には、Thuja Capital社、Waterman Ventures社、Oost NL社が参加し、Rijksdienst Voor Ondernemend Nederland (RVO)社からの融資も受けた。今回のラウンドは、2019年の650万ユーロのシードファイナンスに続くものである。
今回の資金調達は、2022年第3四半期に開始が予定されている初のin man試験を含むOKL-1111プログラムの資金となる。
アルベロン社の薬剤は、すべての主要な抗凝固剤(すべてのDOACおよびビタミンK拮抗剤を含む)およびクロピドグレルなどの血小板凝集阻害剤の効果を逆転させるというユニークなものである。これにより、緊急時には、使用されている抗凝固剤の種類を事前に知らなくても介入することが可能となり、治療プロトコルを簡素化できる可能性がある。本薬は、競合他社とは異なり、生物学的製剤でも血液由来の物質でもないため、コスト面と安全面の両方でメリットがある。
同社の特許(WO2017188820A1)によれば、OKL-1111は、少なくとも1つの置換基-S-(Cn-アルキレン)-Rを含む置換シクロデキストリンの1つであり、その製薬上許容される塩、医薬組成物、部品のキット、および抗凝固剤としてのそれらの使用である。本発明はさらに、対象における抗凝固剤の抗凝固作用を逆転させる方法、対象における出血を減少または防止する方法、および血液凝固障害の治療または予防のための方法における使用のための、前記シクロデキストリンに関するものである。
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