レムデシビルのデンドリマー系製剤

現在のレムデシビル製剤は溶解性が低いため、静脈内投与が必要とされており、1回の点滴に最大2時間かかり、5日から10日間は1日1回の投与が必要とされている。

一方、スターファーマ社のDEP®レムデシビルは、レムデシビルの高水溶性ナノ粒子製剤であり、放出制御された放出特性を有しているため、高齢者介護などの病院以外の環境での使用や、より少ない頻度での投与が可能になる可能性がある[1]。DEP®レムデシビルの溶解度は標準的なレムデシビルの100倍である。DEP®レムデシビルの水溶性が向上したことにより、点滴ではなく皮下注射が、また、外来での治療が可能となり、病院の負担が軽減されるというメリットがある。

Starpharma | {{page_title}}
n/a ... This contains certain forward-looking statements. ... ... ... ... ... ... About Starpharma

・DEP®レムデシビルは、院内点滴ではなく皮下投与が可能な長時間作用型の製剤であり、レムデシビルの可能性を広げるために開発された。
・DEP®レムデシビルは、抗ウイルス剤であるレムデシビル(Veklury, Gilead社)の薬物動態を改善した高水溶性ナノ粒子製剤である。
・ジレイド社の抗ウイルス剤「レムデシビル」がCOVID-19の治療に活用されている。

[1] https://www.starpharma.com/news/story/spl-creates-slow-release-soluble-dep-remdesivir-nanoparticle

Japanese cyclodextrin researcher

This website uses cookies.