2021年10月28日
2020年3月9日を優先日とする特許出願(1)では、メチルβCDは好ましくはDS 0.1であるとしている。2020年3月、メチルβCD好ましくはDS 0.7(クライスメブ)自体またはモルヌピラビルとの併用が、SARS-CoV、SARS-CoV-2、MERS-CoVおよびその変異体または変種などのコロナウイルスによって引き起こされる疾患の予防または治療に有効であると主張している(1)。
本発明の組成物は、経口、非経口、粘膜または皮膚に投与することができる。非経口投与は、皮下投与、静脈内投与、筋肉内投与、骨盤内投与などがあるが、後者は動物にしか使えない。粘膜投与は、鼻腔内投与、肺投与、直腸粘膜経由の投与が好ましい。皮膚からの投与は、特にパッチなどの経皮吸収型デバイスを用いて行うのが好ましい。
組成物は、注射用懸濁液、ゲル、オイル、錠剤、坐薬、粉末、ゲルカプセル、カプセル、エアロゾルなどの形態で、任意にガレニカルフォームや、徐放性および/または遅延放出を提供するデバイスを用いて製剤化することができる。
コロナウイルスをメチルβCDでデリピド化して不活化し、ワクチンを製造できることは以前から知られていた (2)および(3)。
(1) WO2021180742 – METHYL-CYCLODEXTRIN FOR USE IN TREATING ENVELOPED VIRUS INFECTIONS SUCH AS COV-2. (MELETIOS THERAPEUTICS)
(2) WO/2017/132059 INACTIVATION OF VIRUSES BY DELIPIDATION (Elanco US)
(3) 20180360945 INACTIVATION OF VIRUSES BY DELIPIDATION (Eli Lilly)
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