Japanese cyclodextrin researcher

ドラッグデリバリー

シクロデキストリンとヒト多剤耐性P糖タンパク質との結合相互作用に関する計算論的モデリング

分子ドッキングと第一原理計算を組み合わせ、薬理効果が期待されるシクロデキストリン(CD:α-CD、β-CD、γ-CD)ファミリーと、薬物送達の効率化に向けた多剤耐性P-gpタンパク質の主要相互作用を初めて研究した。
食品

特集 食品の生物活性化合物。化学的な挑戦と可能性

近年、優れた機能性を持つ栄養食品や健康食品へのニーズが高まっている。このような中、生物活性化合物は経済的に利用可能であるが、品質や機能性には限界があるため、様々な食品系で利用されている。
医薬品以外への応用

シクロデキストリンのホスト・ゲスト相互作用を利用した新規なサーモセル

熱電材料は、1821年にThomas Johann Seebeckによって発見され、廃熱回収、冷凍などの用途に使用され、世界的な省エネルギー、汚染物質削減の取り組みに大きく貢献することができる。
医薬品以外への応用

ローダミンBおよびフルオレセイン色素を内包した(ナノ)シクロデキストリン金属有機フレームワークによるレシオメトリック温度計の開発

マクロサイズおよびナノサイズのコアおよびコアシェルγ-シクロデキストリン有機金属骨格(γ-CD-MOF)を設計し、色素分子をカプセル化するためのプラットフォームとして用いて、CD-MOFベースの最初のレシオメトリック光温度計材料を開発した。
食品

CD錯体の食品応用に関するレビュー

ビゴ大学の Astray 教授のチームは、CD の食品応用に関する 2 つの重要なレビューの後、最新のレビュー (1, 2, 3) を出版した。
ドラッグデリバリー

ステロイドの可溶化におけるSulfobutylether-β-cyclodextrinベースの低融点混合物の有望な結果

シクロデキストリン(CD)へのカプセル化および深部共晶溶媒(DES)への溶媒和は、いずれも難水溶性分子の可溶化のための効率的な戦略である。
CD誘導体

硫酸化BCDによる分子ローターのテンプレート凝集

最近発見された分子ローターであり超活性染料である Basic Orange-21 (BO21) は、発色団の凝集によると考えられるメタクロマシー(色の変化)による白血球の微分計数の向上を示している。
イベント

シクロラボが2021年イノベーション大賞を受賞

ハンガリーイノベーション協会は、SARS-Cov-2感染症に対する唯一のFDA承認薬であるレムデシビル(Veklury、Gilead)の賦形剤としてのDexolve™(Sulfobutyl beta-cyclodextrin, SBECD)のスケールアップ生産に関する有意義かつ非常に有益なイノベーションによりこの権威ある賞を授与した。
ドラッグデリバリー

特集 シクロデキストリンとその包接化合物の医薬用途への展開

この度,Pharmaceutics誌に「シクロデキストリンとその包接化合物の医薬用途」に関する特集号が発刊される。
医薬品原薬

植物神経毒veratridineのSBECDによるneuro-2a細胞生存率に対する抗ドート様効果

スペインとデンマークの科学者からなる研究チームは、アルカロイド神経毒であるベラトリジン(VTD)と異なるシクロデキストリンとの包接化合物の形成が、VTDの毒性に大きく影響することを証明することに成功した。