ハーバード大学の研究者がSBECD可溶化アモジアキンのSARS-CoV2感染症に対する予防効果を発見

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アモジアキンは、マラリア感染症の治療によく用いられる医薬品である。クロロキンに似た4-アミノキノリン化合物であり、COVID-19関連の研究で広く研究されている(https://cyclodextrinnews.com/2020/04/01/chloroquine-against-covid-19/)。アモジアキンには様々な副作用があるが、一般的には軽度から中等度であり、クロロキンと同様である。

ハーバード大学Wyss Institute for Biologically Inspired Engineeringの創設者であるDonald E. Ingber, M.D., Ph.D.が率いる研究グループは、皮下投与されたSBECD可溶化アモジアキンがSARS-CoV2の細胞への侵入を効果的に阻害することを発見した。シリアのハムスターに、SARS-CoV-2感染の前日に皮下注射(1 * 103 PFUを鼻腔内に投与)し、その後は毎日投与した。その結果、アモジアキンを投与したハムスターの肺におけるウイルス量が、対照群と比較して有意に減少したことが、定量的RT-PCRにより確認された。この薬剤の再利用により、本発明の特許出願(WO2021183463 – COMPOSITIONS AND METHODS FOR TREATING CORONAVIRUS)が行われた。

アモジアキンは通常、経口投与されるが(特許出願中)、水溶性が比較的高いにもかかわらず、そのバイオアベイラビリティには大きなばらつきがある。皮下投与などの侵襲的な投与方法は、広く受け入れられていないかもしれないが、上記の例は、革新的な液体基剤に組み込むことで、アモジアキンのより優れた製剤を開発する可能性を示すSBECDの有用性を強調している。

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