リリー社のバリシチニブ/レムデシビルコンボがCOVID-19入院患者の回復時間を短縮

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イーライリリー社は、COVID-19に入院している患者さんを対象に、ギリアド社の抗ウイルス剤レムデシビルとバリシチニブを併用した場合の有効性を検討した試験の有望な新データを発表した。

米国国立衛生研究所(NIH)の一部である国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)がスポンサーとなって5月8日に開始した本試験では、バリシチニブ4mgとレムデシビルの併用投与を受けた1,000人以上の患者さんが対象となった。

COVID-19で入院した患者の回復に要する時間は、レムデシビル単独投与に比べて短縮され、患者が退院できるほど回復し、初回治療から補助酸素を必要としなくなるまで、または退院するまでの回復時間の中央値は平均で1日の改善が見られ、29日後には入院の必要がなくなった。

また、本試験は副次評価項目の1つを満たしており、15日後の患者さんの転帰については、完全に回復してから死亡するまでの期間を8段階の尺度で評価したところ、良好な結果が得られたと同社は述べている。

リリーは現在、これらのデータを使用して、FDAとのコンボの緊急使用許可を取得し、他の国際的な規制当局との「同様の措置」を確保したいと考えている。

今回の結果は、リリーが6月に米国、中南米、欧州、アジアで開始したCOVID-19入院患者を対象としたバリシチニブと背景療法を比較した第3相試験にも影響を与える可能性がある。リリーは、NIAIDとともに、この点を考慮してデータを検討すると述べている。

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