CD誘導体のGRAS化

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CD誘導体
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2021年12月10日

CD誘導体のGRAS化

12月6日に開催されたCDの食品への応用に関するウェビナーで、CD誘導体を食品に使用できるかどうかという質問があった。以下の回答を示す。

事実:すべての親シクロデキストリンは食品添加物として認められており、「一般に安全と認められている」(GRAS)。
栄養補助食品としては、α-CDは6000mg/日、β-CDは500mg/日、γ-CDは10000mg/日、経口医薬品としてのHP-β-CDは8000mg/日に達する可能性がある(参考:Loftsson, T., Brewster, M.E., ‘Pharmaceutical applications of cyclodextrins: basic science and product development’, J. Pharmacy and Pharmacology, Vol.62, 2010, p. 1607-1621)。欧州医薬品庁(EMA)の最近の評価では、親CDのみが食品添加物として言及されており、誘導体は言及されていない。「2000年から2004年にかけて、α-CD、β-CD、γ-CDは食品添加物として使用するためにFDAの一般的に安全とみなされる(GRAS)リストに導入された。α-CDとβ-CDは欧州委員会により新規食品成分として承認されている。β-CDは欧州で食品添加物(E 459)として認可されており、ADI(許容一日摂取量)は5mg/kg/dayである。”

前臨床的に、HP-β-CDの1年後の経口NOELは、ラットで500mg/kg/day、イヌで1000mg/kg/day 。参考:Gould, S., Scott, R.C., 2-Hydroxypropyl-β-cyclodextrin (HP-β-CD): a toxicology review, Food Chem Toxicol., Vol. 43(10), 2005, p. 1451-1459)。

SBE-β-CDのラットおよびイヌにおける3ヶ月後の経口NOAEL(no-observed-effect-level)はいずれも3600mg/kg/dayである(参考:Stella, V.J., He, Q., Cyclodextrins, Toxicol Pathol Vol.36, 2008, p.30-42)。

Random Methyl-β-CDは、経口での適用はない。(officalなデータはありません)

関連性は高くないが、興味深い内容:HPBCDの子供の経口安全性データ
イトラコナゾールの経口溶液に200mgまでのHP-β-CD/kg/dayを2週間投与した2歳未満の小児のデータは非常に少なく、忍容性も高く、安全性も高いと考えられている。HP-β-CDの口腔内での利用率は1%未満であった(参考:Grigull, L., Kuehlke, O., Beilken, A., Sander, A., Linderkamp, C., Schmid, H., Seidemann, K., Sykora, K.W., Schuster, F.R., Welte, K.「小児幹細胞移植レシピエントにおけるイトラコナゾール抗真菌薬の静脈内投与と経口投与の逐次投与の予防。A pilot study for evaluation of safety and efficacy」、Pediatric Transplantation, Vol.11(3), p.261-266;
参考文献:De Repentigny, L., Ratelle, J., Leclerc, J-M., Cornu, G., Sokal, E.M., Jacqmin, P., De Beule, K., 「乳児および小児におけるItraconazoleの経口溶液の反復投与薬物動態」, Antimicrobial Agents and Chemotherapy, Vol.42(2), 1998, p. 404-408)。

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