COVID-19の治療に再利用される直接投与薬としてのHPBCD製剤イベルメクチンの吸入の安全性。前臨床における耐性試験

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2021年8月4日

COVID-19の治療に再利用される直接投与薬としてのHPBCD製剤イベルメクチンの吸入の安全性。前臨床における耐性試験

細胞培養におけるSARS-CoV-2の複製は、イベルメクチンによって阻害されることが示されている。しかし、イベルメクチンは水への溶解度やバイオアベイラビリティが低いため、COVID-19治療への応用は困難である。また、この薬の最良の結果は、肺への直接投与によって得られることが示唆されている。

本研究では、前臨床段階として、新規のイベルメクチン吸入製剤の安全性をラットで評価することを目的とした。

ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリン(HP-β-CD)を用いて,易溶性のイベルメクチン凍結乾燥粉末を調製した。成熟した雄ラットを用いて,0.05,0.1,0.2,0.4および0.8 mg/kgの用量で3日間連続してイベルメクチン-HP-β-CD製剤の肺毒性を試験した。

凍結乾燥したイベルメクチン-HP-β-CDのX線回折像を観察したところ,アモルファス構造を有しており,薬物の水溶解度が127倍に増加し,生理食塩水に5秒以内に速やかに溶解した。イベルメクチン-HP-β-CDを0.2, 0.4, 0.8 mg/kgの用量で肺に投与したところ,TNF-α, IL-6, IL-13, ICAM-1の濃度,MCP-1の遺伝子発現,PIII-NPのタンパク質発現,SP-Dの血清濃度が用量依存的に増加し,同時にIL-10が減少した。さらに、イベルメクチン(0.2 mg/kg)を投与した肺では軽度の病理組織学的変化が見られたが、0.4および0.8 mg/kgの用量のイベルメクチンを投与したラットでは重度の肺障害が見られた。しかし,イベルメクチン-HP-β-CD製剤を0.05および0.1 mg/kgの用量で投与したところ,安全性が確認された。

吸入イベルメクチン-HP-β-CD製剤の安全性は用量依存性であることがわかった。しかし,COVID-19症例では,低用量(0.05および0.1 mg/kg)の使用が治療法の一つとして考えられるだろう。

M. COVID-19の治療のための再利用された直接投与薬としての吸入イベルメクチンの安全性。前臨床の耐性試験。Int Immunopharmacol. 2021;99:108004. doi:10.1016/j.intimp.2021.108004

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