超架橋高分子上でのβーCDの固定化による水溶液からのアミン除去効果の向上

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β-CD修飾超架橋スチレン-ジビニルベンゼン共重合体(CDM-HCP)の簡便かつ効率的な調製法を開発した。これは、水溶液からのアニリンの除去に適用した。超架橋ポリマーにβ-CDを導入することで、アニリン, p-クロロアニリン(p-CA)、p-メチルアニリン(p-MA)、p-アミノ安息香酸(p-ABC)などの各種アミンの吸着特性を大幅に向上させることができた。吸着等温線から求めた最大吸着容量は、それぞれアニリンが148.97mg/g、p-MAが198.45mg/g、p-CAが293.71mg/g、p-ABCが622.91mg/gであった。また、XAD-4、PA66、AB-8などの市販の高分子樹脂よりも高い吸着能を有していた。

CDM-HCPは、効率的に再生して繰り返し使用することができ、実際の産業排水から有機汚染物質を除去する技術的応用の可能性を示している。

Yang, Z., Wu, G., Li, Q., Ai, H., Yao, X., & Ji, H. (2020). Immobilization of β-CD on a Hyper-Crosslinked Polymer for the Enhanced Removal of Amines from Aqueous Solutions. Polymers, 12(7), 1620. doi:10.3390/polym12071620

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