ニーマン・ピック病C型モデルマウスにおける2-ヒドロキシプロピル-β-シクロデキストリンの脳内投与による小脳および肝臓でのGlycoprotein Nonmetastatic Melanoma Protein B (GPNMB)の発現低下について

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ニーマン・ピック病C型(NPC)は、NPC1またはNPC2遺伝子の変異によって引き起こされる遺伝性の劣性疾患である。NPCは、NPC1またはNPC2遺伝子の変異によって引き起こされる劣性遺伝性疾患で、細胞内のコレステロール輸送の異常を特徴とし、重度の神経細胞および肝細胞の障害を伴う。本研究では,NPCマウスモデルにおける2-hydroxypropyl-β-cyclodextrin (HP-β-CD)の治療効果を反映するバイオマーカーとして,糖タンパク質nonmetastatic melanoma protein B (GPNMB)の可能性を検討した。血清、脳、肝臓におけるGPNMBの発現量を測定し、脳および肝臓におけるNPCの症状に対する治療効果を評価した。HP-β-CDの脳内投与は,Npc1-/-マウスの小脳プルキンエ細胞の障害を抑制し,血清および小脳のGPNMBレベルを有意に低下させた。興味深いことに、脳内投与によりNpc1-/-マウスの肝GPNMB発現が有意に低下し、血清ALTが上昇したことも確認された。HP-β-CDの脳内反復投与(30mg/kg、4週齢から開始し、2週間ごとに反復投与)は、生理食塩水投与と比較して、Npc1-/-マウスの寿命を劇的に延長した。以上の結果から、血清中のGPNMBレベルは、HP-β-CDの脳内投与によるNPCの病態の軽減を評価するためのバイオマーカーとして期待できると考えられる。

Npc1-/の2-hydroxypropyl-β-cyclodextrin(HP-β-CD)脳室内投与による延命効果

Fukaura, M.; Ishitsuka, Y.; Shirakawa, S.; Ushihama, N.; Yamada, Y.; Kondo, Y.; Takeo, T.; Nakagata, N.; Motoyama, K.; Higashi, T.; Arima, H.; Kurauchi, Y.; Seki, T.; Katsuki, H.; Higaki, K.; Matsuo, M.; Irie, T. Intracerebroventricular Treatment with 2-Hydroxypropyl-β-Cyclodextrin Decreased Cerebellar and Hepatic Glycoprotein Nonmetastatic Melanoma Protein B (GPNMB) Expression in Niemann–Pick Disease Type C Model Mice. Int. J. Mol. Sci. 202122, 452. https://doi.org/10.3390/ijms22010452

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