新規β-シクロデキストリン-フルバスタチン結合体の合成と生物学的評価

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CD誘導体
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2021年11月29日

新規β-シクロデキストリン-フルバスタチン結合体の合成と生物学的評価

アルツハイマー病やニーマンピックC型病などの神経疾患の治療薬として、スタチン系薬剤(コレステロールの合成を抑制する薬剤)やシクロデキストリン系薬剤(コレステロールの排出を促進する薬剤)など、脂質代謝を調節してコレステロールを低下させる薬剤の研究が進められている。フルバスタチンは、コレステロールなどの脂質を低下させ、心臓病の予防に広く用いられているスタチン系薬剤の一種です。β-シクロデキストリン誘導体は,コレステロールスカベンジャーとしても作用し,細胞から細胞外受容体へのコレステロールの排出を促進する。

このような背景から、著者らは、スタチン系薬剤のシクロデキストリン結合体の最初の例となる、2つの新しいシクロデキストリン-フルバスタチン結合体を合成し、その特性を調べた。

著者らは、3官能および6官能のβ-シクロデキストリンを、アミド結合を介してフルバスタチンと結合させた。フルバスタチンは神経細胞に対して毒性があるが、フルバスタチン-シクロデキストリン抱合体は毒性がない。フルバスタチン・シクロデキストリン結合体は、血漿やマウス脳ホモジネート中で安定である。さらに、Fluvastain誘導体は、培養神経細胞によく耐え、Aβオリゴマーによって引き起こされる細胞死を完全に救済した。このように、Fluvastain誘導体は、コレステロールの代謝異常に関連する疾患の治療薬として期待されている。

初代神経細胞を48時間処理した後、MTTアッセイを行った。細胞は、CD3Flu、CD6Fluと1:1のモル比でインキュベートした2μMのAβオリゴマーにさらされた。また、コントロールとして、Fluおよびβ-CDのみを用いた共培養も行った。

Mariacristina Nicolosi, Francesco Bellia, Maria Laura Giuffrida, Stefania Zimbone, Valentina Oliveri, Graziella Vecchio (2021) Synthesis and biological evaluation of novel β-cyclodextrin-fluvastatin conjugates. Results in Chemistry 100230. https://doi.org/10.1016/j.rechem.2021.100230.

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