Underdog Pharmaceuticals, Inc. (以下、アンダードッグ)は、英国の革新的ライセンス・アクセス・パスウェイ(Innovative Licensing and Access Pathway: ILAP)に基づき、心血管疾患に対する画期的な治療法を患者に迅速に提供することを目的として、イノベーション・パスポートを取得した。
欧米では死亡原因の40%以上を占め、英国だけでも年間の治療費が290億ポンドを超える心血管疾患は、世界で最も生命を脅かす疾患であり、その主な原因は動脈硬化である。Underdog社が開発した合成糖質化合物(特定不能のシクロデキストリン誘導体)UDP-003は、動脈硬化の原因である有害な酸化コレステロールを標的として除去するように設計されている。UDP-003は、ILAPに指定された最初の企業の1つであり、数少ない前臨床治療薬の1つでもある。
ILAPは、公衆衛生上大きな利益をもたらす可能性のある有望な医薬品の開発とその利用を促進するために、医薬品・ヘルスケア製品規制庁(MHRA)が1月に導入したプログラムである。このプログラムでは、MHRA、米国国立医療技術評価機構(NICE)、スコットランド医薬品コンソーシアム(SMC)、および国民保健サービス(NHS)への早期の情報提供と交流が強化されている。また、ILAPプログラムは、ローリング・クリニカル・レビュー、評価の迅速化、適応承認のもとでの監督下での早期償還使用など、下流の規制面で大きなメリットをもたらす可能性がある」と述べられている。
「アンダードッグの科学部門のCEOであるMatthew S. O’Connorは、「今回の受賞は、当社にとって名誉なことであり、当社のプログラムにとって素晴らしい前進となる。「確立された動脈硬化を管理したり発症を遅らせたりするのではなく、大幅に回復させることができる薬剤に対する社会的なニーズは非常に高い。
「UDP-003のような前臨床段階のプログラムを審査し、ILAPに認めることで、MHRAは強力なメッセージを送っていると思う」と、Unddogのコーポレートアフェアーズ担当CEOであるMike Kopeは述べている。「UDP-003のような前臨床段階のプログラムをILAPに承認することで、MHRAは強力なメッセージを送ることができると思う。可能性は魅力的だが、臨床上の課題もある。当社が受ける助言や相談は、プログラムの成功に向けて非常に貴重なものとなるであろう」と述べている。
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